こんにちは、引きこもりフリーランスのとら子です。
現在、ライターとブログで生きながらえていますが、趣味でイラストも描いています。

普段はこのような、可愛らしいゆるい人物を描いていますが
元々は動物をメインに描いていました。

ね?可愛いでしょ?(自分で言うな)
そんな私は、半年前にNFTアートにも手を出しました。
ブロックチェーン技術(所有証明書)を用いて作成される代替不可能なデジタルアートです。
美術館に展示されているような絵画と同様に、デジタルの絵にも所有者を明確にしようと言う画期的な発明です。
今や大ブームとなっているNFTアートであり、売れればその金額も青天井です。
小さい子供が描いた絵をNFTアートとして出品をして
100万以上も売り上げが出たなんて話はよく聞きますよね。
作品の転売はOK(転売されるほど作者にも利益がある)であり、買い手は世界中の投資家がメインです。
イラストをかじっていたらやりたくなりますよね?
その一人が私です。
すぐにやりました。
そして結論から言うと、一枚も売れずにむしろ赤字で終わりました!!
今回は、そんな私が失敗の体験談と共に
NFTアートを出展するのだったら何に注意すればいいかを解説していきます!
- NFTアートをやろうと思っている人
- NFTアートの注意点を知りたい人
- NFTアートに詳しくない人
※この記事はNFTアートを否定する記事ではありません。ただのアホな女の実体験を書いた記事です。
NFTアートの出品方法って?

そもそもNFTアートってどうやって出品するのかご存知でしょうか?
メルカリとかココナラみたいに
会員登録して出品するんじゃないの?
惜しいけど違います。
ざっくりとした手順は以下の通り。
- 取引所のアカウントを作成
- 仮想通貨ウォレット(NFTアートを売買するための財布)を作成
- 仮想通貨の取引所で仮想通貨(イーサイーサリアムが主)を購入
- 購入した仮想通貨をMetaMaskに送金する
- NFTマーケットで仮想通貨を使えるようにする
- NFTマーケットプレイスのアカウントを作成
- NFTマーケットプレイスのアカウントとMetaMaskを連携する
- 晴れて出品!!
ざっとこんな感じです。
正直意味分からないですよね。
思い出しながら書いてる本人ですら、目がグルグルしてきました。
きっとこの時点で、半数の方は
めんどくせぇ!諦めよ!!
となっているはずです。
そう思った方は、NFTアートに手を出さずにのんびりと生きていきましょう。
でないと、きっと私のようにあまり調べもせずに進めて赤字になってしまいます。
私自身、よくも分からずにチャチャット手順だけ調べ、NFTアートの出品者になることが出来ました。
がしかし、、、数々の理由が重なり大赤字となり開始数週間で撤退してしまいました。
NFTアートで赤字になった理由

私がNFTアートで赤字(失敗)した大きな理由は以下2点です。
- 仮想通貨を高値時に購入してしまった
- ガス代が想像以上に高かった
仮想通貨やNFTアート、ガス代についてもよく調べずに行動に移した結果、大赤字となりました。
仮想通貨を高値時に購入してしまった
まずはこれです。
一昔前と比較すると、仮想通貨の相場は大幅に値上げされています(2022.1現在は下降気味)。
私がNFTアートに必要なイーサリアムを購入した時は、仮想通貨全体の相場が高値の時でした。
私は、株とは比較にならないくらいの、価格値の波がある事を知らず
多分しばらくは下がることはないだろう!
下がっても株みたいに徐々に下がっていく感じだろう!
と、高を括って仮想通貨を購入。
しかし、これが大誤算となりました。

上記画像は私が購入した日付付近の仮想通貨の値です。

これが1週間でかなり値下がってしまいました。

さらに2週間でもっと値下がってしまいました。
その結果、この時点で既に数万の損失をしてしまうことに。
ちゃんと仮想通貨の相場や波の変動を調べておくことが大切!
ガス代が想像以上に高かった
次にこれです。
正直、これが一番の赤字の要因です。
ガス代とは、NFTアートを売買する際の手数料です。
ガス代はその時々で金額が変動します。
ガス代をケチる方法もあるのですが、これをすると処理速度がかなり遅くなってしまいます。
このガス代、、、販売するだけでも発生するのです。
購入の時ならまだしも、販売する時点で手数料を取るなんて、、、。
もはや貴族の遊びとしか思いませんでした(思わない)。
3品の絵を提出して、2万くらいガス代でもっていかれた記憶があります。
数週間ほど放置してみましたが、絵はなかなか売れませんでした。
早く売れないかなー、なんて気持ちはありませんでした。
むしろ、購入された際のガス代負担に日に日に焦りを感じ始めました。
その恐怖からたったの数週間で撤退を決意してしまいました!
NFTにかかる費用を事前に知っておくことが大切!
NFTアートの出品に失敗(赤字)した要因は?

出品した絵を買われる前から大赤字となった私は、早々にNFTアートへの進出を撤退。
なぜ私がNFTアートに失敗したのか?
その理由は明確です。
- ちゃんと勉強をしなかった
- 英語が苦手だった
- 情報が少なすぎた
この3つが大きな要因かと思います。
ちゃんと勉強をしなかった
NFTアートは仮想通貨やブロックチェーンなど、最新の技術や通貨を利用して行われるものです。
私はこれらの仕組みなどをほとんど勉強せずに、、、
とにかく出品すればいい!そしたら売れる!
といった謎の自信によって突き進んでいました。
もっとガス代について知っていれば、もっと仮想通貨の金額変動を理解していたら、、、
もう少し手元のお金が減らずに済んでいたかもしれません。
自信過剰に注意!最悪の想定をしておくことが大切!
英語が苦手だった
今はどうか分かりませんが、私がNFTアートをやり始めた頃(2021.9月頃)は
NFTマーケットへの出品やMetaMaskの送金が全て英語表記での説明でした。
一応、グーグルが翻訳してくれるのですが
意味の分からない翻訳をされることもしばしば。
よく分かんないけど、やっちゃえー!!
といった感覚的思考で突き進んでいたら、巨額のガス代を取られていました。
少しでも不安要素があるなら調べる!感覚的にやってはいけない。
情報が少なすぎた
私がNFTアートをやり始めた頃(2021.9月頃)は、今よりもネットでの情報が少なかったです。
そのため、デメリットについて書かれているものはほとんどなく
大体の記事は「NFTアートで儲ける!」「NFTアートのやり方」などのポジティブな記事ばかりでした。
このような偏った情報しかない事に疑いの目を向けずに深く調べようとしなかったのも失敗した理由の1つだったと思います。
何でもデメリットはある!おいしい話ほど疑う必要がある。
こんな人はNFTアートに向いている

以上を踏まえて、NFTアートに向いている人はこのような人だと思います。
- 経済的に余裕がある人
- 絵師として知名度がある
- デメリットまで調べて行動出来る人
これらに当てはまる人は向いていると思います。
経済的に余裕がある人
NFTアートはガス代をどれだけケチったとしても最低5万円前後は必要です。
そのため、ある程度お金に余裕がある人がするべきものだと思いました。
私のように「絶対にこの絵は売れる!全財産をかけて勝負だ!」なんて事をしたら、割と普通にコケます。
このくらいは溶けてもいいかな、ガス代として割り切ってお金を払えるな、と思える範囲内でないと個人でNFTアートをやるには難しいと感じました。
絵師として知名度がある
NFTアートで多少のガス代がかかっても出品した絵が高値で売れれば黒字です。
そのため、ある程度知名度がある絵師さんの場合は、NFTアートに向いていると思います。
実際に黒字になっている人は、有名絵師さんが多いです。
(稀に無名の子供が書いた絵が爆発的に売れることもありますが)
そのため、すでに自分の作品でグッズを作ったり、イラスト販売をしている人はNFTアートに挑戦する価値はあると思います。
人によっては、絵師×投資家でNFTチームを結成しているところもありました。
デメリットまで調べて行動出来る人
NFTアートをして感じたのが、出品するまでがものすごく複雑だということ。
NFTマーケットの利用方法以外にも、仮想通貨やガス代などの知識も必要となります。
ここで私のように、他サイトで手順だけ見てサクサク進めると痛い目にあいます。
NFTアートや仮想通貨のリスクまで調べることが出来る人は、NFTアートに向いていると思います。
というか向いてなくても調べた方がいいです(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
NFTアートは現代だからこそ出来る、画期的なアートマーケットです。
しかし、この分野に対する知識がないと赤字になって終わる可能性もあります。
そのため、良い方面だけでなく悪い方面(赤字になるリスク)の両方を知っておく必要があります。
NFTアートを始めるかたの参考になれば幸いです!
