こんにちは、とら子です。
今回は親知らずの抜歯で入院・手術をした体験レポを書いていきます。
私も抜歯するまでは、親知らずで手術なんて未知すぎてドウイウコト?状態でした。
- どのような流れで抜歯までするのか?
- 痛みはどのくらいだったのか?
- 入院時に必要なものは何か?
など、分からないことだらけですよね。
今回は、今から親知らずの抜歯を控えている方の
疑問や不安が解消されるような内容になっています。
ぜひ、目次の気になる箇所から読んでみてください。
- どんな親知らずだと手術の対象になるか?
- 入院・手術までの流れ
- 入院中や手術の内容
- 入院時に持っていった方がいいアイテム
- 親知らず手術における注意点
抜歯を決意したきっかけ

私の親知らずはややこしいらしい
私の親知らずが近所の歯医者では抜けないと知ったのは、5年前。
定期検診で歯医者に行った際に、親知らずが生え始めていることを知らされました。
そしてこう告げられます。
ちょっとややこしい生え方してるから手術になるねー
ここじゃ抜けないから抜きたかったら
大きな病院に紹介状書きますよ
親知らずで…手術?そんなことあるの…?
筆者の親知らずは、下が2本とも横に生えている状態でした。
しかも、その親知らずの根っこが神経と重なっているらしく、抜歯をする場合出血や麻痺のリスクがあるとの説明がありました。


その時は、特に痛みや支障もなかったので紹介状は書いてもらわず抜歯は見送ることに。
退職をきっかけに抜歯を決意
あれから5年経過した歯は、かなり成長してしまい、隣の奥歯をグイグイ攻め込んでくるように。
手術をする半年間は、親知らず周囲が炎症を起こしてしまう智歯周囲炎(ちししゅういえん)を何度も繰り返し、抗生剤と痛みどめが手放せない状態でした。
正直な所、放置しすぎた所はあります。
仕事が忙しく、連休が取れないからといってズルズルと数年も放置してしまった自分を恨みたい。
そんな中、念願だった会社の退職が決まりました。
退職前にやることリストの1つとして気になる体の不調の受診がありました。
もちろん、私の場合は歯の受診です。
久しぶりに歯医者へ行くと、そろそろ親知らずの隣の歯が虫歯になる可能性もあるので抜いた方がいいと勧告を受けます。
社会保障が充実している間に大きな治療をしておいた方がいいと思っていたことや、有給消化もしないといけなかったため、ついに抜歯を決意しました。

入院までの流れ

紹介状を書いてもらう
行きつけの歯医者で抜歯したい旨を伝えました。
元々、抜歯を勧められていたこともありすぐに口腔外科のある大きな病院へ紹介状を書いてくれました。
紹介状の封筒には、歯のレントゲン写真と親知らずの内容が書かれた紙が入っていました。
その後、自分で大きな病院へ電話し、受診の予約をしました。
1回目の受診
紹介状を書いてもらってから1週間後に大きな病院の口腔外科へ受診しに行きました。
レントゲンや医師の問診を行った後に、早速手術の日程を決め始めました。
私が紹介された病院では、2本同時に抜くとなると入院になるとのことでした。
痛い思いは一気に済ませたいと思い、1本ずつの日帰り手術ではなく、2本同時抜歯の入院をすることにしました。
手術と入院の日程を決め、その日は終了しました。
2回目の受診
手術をする1週間前に、事前検診をする必要があるとの事で2回目の受診をしに行きました。
始めに手術を担当する主治医との話し合いをすることに。
麻痺のリスクがあることや、手術内容についての説明を受けました。
その際に、手術の同意書も記入。
その後、採血、胸部レントゲン、心電図を取り、その日の受診は終了しました。
検温測定
手術1週間前から朝晩の検温測定をするように言われました。
このご時世ということもあり、普段から測っていたので、忘れずに検温することが出来ました。
ここまでで、約2ヶ月ほどかかりました…。
紹介状さえ書いてもらえば数週間で終わる話だと思っていたので
かなり長期的なスパンであることにまず驚きました。
入院と手術の体験レポ
入院1日目

9:30:入院受付
このご時世なのでPCR検査を行いました。
結果が出るまで1時間ほど待機をして、陰性が確認された後に入院するお部屋へと通されました。
10:00:入院
入院する部屋は大部屋でしたが、私ともう1人しかおらず快適でした。
テレビや冷蔵庫は1日500円で利用可能とのこと。
ジュースやゼリーを持ってきていたため、利用することに。
貴重品は、小さな金庫があったためそこに入れました。ノートPCも入る大きさだったので良かったです。
昼頃から点滴を入れ始めて、水と抗生剤を入れ始めました。
この点滴は退院日の朝まで取れないそうで…トイレに行く時などは点滴を引いて歩くのですが中々新鮮。
手術までは恐ろしく暇だったので、この手術&入院レポを書いて過ごしました。
15:00:親知らず抜歯手術
鎮静剤と麻酔を打ってもらい遂に手術をしました。
手術時間は1時間でしたが、体感的には10分くらい。
麻酔の注射は痛かったですが、抜歯自体は麻酔が効いてるので痛みはありませんでした。
16:00~18:00:多量出血
抜歯した所から止めどなく血が出てきて大変でした。
まだ麻酔も効いており、口唇から勝手に血が出てきてしまい、常に口の中にティッシュを詰め込んでいました。
この際に2回目の抗生剤点滴も入れてもらいました。
18:00:入院後初の食事

流動食かと思いきや意外にも形のあるもので驚きました。
病院食=まずい薄い少ないでしたが、量も多く美味しかったです。
痛みで噛めずほぼ丸呑みで8割食べました。
19:00:早めの就寝
特にすることもなく、痛みが強くなってきたので痛み止めを飲み、早めに就寝することにしました。
…がしかし、結局1時間に1回はNsの回診や痛みで起きてしまっていました。
入院2日目(退院日)

7:00:朝食&抗生剤点滴
起こされ、最後の抗生剤点滴を打ちました。
点滴をしながら朝食。

昨日よりも痛みが強く、夕食の時ほど食べられませんでした。
もちろん全て丸呑み。
8:00:主治医に診てもらう
レントゲンを撮りに行き、そのまま主治医と抜歯した部分の状態を確認しました。
レントゲンを見る限りは綺麗に抜けており、ホッとしました。
レントゲンを写真撮っていいか尋ねると、わざわざプリントアウトしてくれました。
変人な患者ですまん。
10:00退院
退院手続きを済ませ、無事退院となりました。
個人的にはかなり快適な入院生活でした。
あれだけ出血多量でフラフラするなら、やはり入院を選択して正解だったと思います。
かかった費用は?

- 初受診:3000円
- 事前検診:5000円
- 入院&手術代:40000円
- 抜糸代:1500円
ザックリこのくらいでした。
トータルで5万くらいです。
部屋は大部屋だったので、これが個室などになると、もっと費用はかかると思います。
入院時の持ち物とオススメアイテム

入院時の持ち物
- 着替え
- 箱ティッシュ
- 軽めの飲食物
- ウェットティッシュ
- タオル
- イヤホン
- タブレット
- 必要書類
これらを持って行きました。
病院によっては、衣類や日用品をアメニティとして販売している所もあります。
手ぶらで行きたい場合は聞いてみるいいかもしれません。
オススメアイテム
必ず必要な訳ではありませんがあると便利なアイテムです。
- 保湿用マスク
- 空調が強めにかかっており乾燥していたため、寝る時に使用しました。
- 替えのマスク
- 手術の際に出た出血がマスクにつくことがあるので、替えのマスクを持っていくといいです。
- タブレット
- 親知らず抜歯手術という大イベントは1時間程度で終わるので、それ以外は基本暇であり安静にする必要があります。
- タブレットやパソコンがあると動画を見たり、書き物をしたりなど暇を潰せるのでオススメです。
- ゼリー
- 一応夕食から食事が出ましたが、人によっては食欲がなかったり痛くて食べられない方もいます。
- 噛まなくても食べられるような軽食を少し持っていくといいかと思います。
- 耳栓
- 大部屋だと他の患者さんとNsが話している声で起きたりしてしまいます。
- 耳栓があると比較的、眠りやすい環境が作れます。
親知らず手術における注意点

最後に、親知らず抜歯で手術する方が意外と知らない注意点をご紹介して終わります。
服薬していたら事前検診で必ず相談
何か定期的に服薬しているものがあれば、事前検診の際に相談しておいた方がいいです。
私の場合は生理の時に気分が落ち込むPMSという症状の関係でピルを服薬していたため、事前に申告しました。
ピルを服薬していると血栓が出来やすいため、なるべく早い方法で手術が終わるように検討して下さいました。
ネイルは落としておく
入院時の健康状態を確認する1つとして、血液の中にある酸素量や心拍数を測ります。
その際に指に機械をつけて数値を計測するため、女性の方はネイルを落としておく必要があります。
術前後1週間はワクチン摂取禁止
術前後はワクチン摂取をしない方がいいと言われています。
理由を聞くのを忘れましたが、おそらく抗生剤を飲んでいることや、ワクチンの副反応が出て手術の影響してしまう可能性があるからでしょう。
ワクチン摂取が近日ある場合は、主治医と相談して日程を決めた方がいいです。
手術前の絶食
入院と同時に手術まで絶食となります。
ここで何か食べてしまうと、手術が出来なくなる…なんてこともあり得るので、事前検診時に絶食について聞いておいた方がいいです。
以上、参考になれば幸いです。
抜歯後の経過も書いていますのでそちらも合わせて読んでみてください。
